はじめに第00章 ・ 読むのにかかる時間 約5分

この教科書について

なぜ非エンジニアこそClaudeなのか。この教科書の読み方

この教科書は、プログラミング未経験の人がAIアシスタントのClaude(クロード)を仕事の相棒にするまでの道のりです。ターミナルと呼ばれる黒い画面は、最後まで一度も開きません。

この章でわかること

  • この教科書が「誰を」「どこまで」連れて行くのか
  • なぜ非エンジニアこそAIを使いこなせるのか
  • 読み進めるために用意するもの(無料アカウントだけです)

非エンジニアこそ有利です

AIを使いこなすのはエンジニアの仕事だと感じている人が多いんですよね。でも、Claudeとの仕事で毎日やることは、たった2つです。日本語で頼むことと、返ってきたものを見極めること。どちらも技術ではありません。

部下や外注さんに仕事を頼んだことがある人、お客さんの要望を汲み取ってきた人、社内の報告書を読み慣れている人。そういう人は、実はAIに頼むための筋肉をすでに持っています。足りないのは知識ではなく、地図です。この教科書はその地図になります。

この教科書の約束

横にスクロールできます

この教科書の4つの約束 ターミナル不要、コピペで試せる、無料で始められる、スマホでも進められる、の4つです。 ターミナル不要 黒い画面は 一度も開きません コピペで試せる 頼み方の文例を そのまま使えます 無料で始められる 実践は無料プランで 成立します スマホでもOK 通勤中に読んで その場で試せます
難しい準備は何もありません。約束はこの4つです。

教科書というからには、読み終わったときの姿をはっきりさせておきます。最後の章まで進むと、あなたはこうなっています。

  • Claudeに仕事を頼んで、メールや資料の下書きが数分で手に入る
  • PDFやExcelを読ませて、要約や集計を任せられる
  • 会話しながら、動くツール(計算機やチェックリストのような小さなソフト)を自分で作れる
  • AIが間違えるポイントを知っていて、安心して仕事に使える

3つ目に驚いた人ほど、この教科書に向いています。コードを書かずにソフトが作れる時代は、もう来ているんです。

読み方

全15章と付録3本です。Part 1で会話の基本、Part 2でAIのしくみ、Part 3で機能、Part 4で仕事への組み込み方へ進みます。順番に読むのがいちばん速いですが、急ぐ人は第2章から第5章だけでも仕事が変わります。

各章に「やってみよう」というコピペ用の文例があります。読むだけで終わらせず、必ず1回は送ってみてください。この教科書で身につくことの半分は、実際に送った経験のほうに入っています。

用意するもの

Claudeのアカウントだけです。ブラウザで claude.ai を開いて、メールアドレスかGoogleアカウントで登録してください。無料で始められます。スマホの人は、アプリストアで「Claude」を検索してインストールしても同じです。

Claude(クロード)

Anthropic(アンソロピック)というアメリカの会社が作っているAIアシスタントです。文章の作成、資料の分析、調べ物、そしてソフトウェア作りまで、会話で頼める相棒です。この教科書では、ブラウザ版のclaude.aiを基準に説明します。

先に言っておきたいこと

会社の情報を入れていいのか不安です
正しい不安です。会社にAI利用のルールがあるなら、それが最優先です。この教科書の実践は、機密情報を使わなくても全部できるように作ってあります。判断の考え方は第5章と第7章で扱います。
画面が教科書と違います
AIの画面は更新が速いので、ボタンの位置や名前が変わることがあります。困ったら「この画面で〇〇はどこにありますか」とClaude本人に聞いてください。自分のことは自分がいちばん知っています。

この教科書の立ち位置

Anthropicは公式の学習サイト「Claude Academy」を公開しています。よくできていますが、動画は英語で、内容の多くはエンジニア向けです。この教科書は、その公式カリキュラムの流れを参考にしながら、非エンジニアが日本語だけで実践できるように、僕がゼロから書き下ろしたものです。公式の情報で内容を確認した日付は、各ページの下に載せています。

章末チェックリスト